目標は「離職率ゼロ」 個々の適性と園の方針とのマッチングを重視
幼稚園・保育園の現場で即戦力として活躍するスキルを身につけた本校卒業生は、社会からも高い評価を受けています。本校では、その資質を十分に活かすためにきめ細やかな就職サポートを行い、個々の学生の資質と園が望む人物像のマッチングを重視して、希望を叶えるサポートを徹底しています。
70年の歴史と伝統、そして広範なネットワーク
本校を巣立った卒業生は既に13,000名を越え、東海地方だけではなく、東京・横浜の首都圏や広く海外の園で幼稚園教諭・保育士として活躍中です。卒業生の中には、園長、主任、幹部職員として活躍する者も多く、そんな先輩・後輩のネットワークも就職活動を大きくサポートしています。新設養成校では不可能な広範なネットワークが本校の自慢です。
充実の就職サポートプログラム

01田中 綾乃さん
[第1部卒業/高蔵寺幼稚園 勤務]
幼稚園で年少組の担任を任されています。こどもたちへの愛情も日に日に深まり、またこどもたちの成長に私自身、気づかされることも多く、忙しくも充実した毎日を送っています。
こどもたちと日常をすごすにあたって、学校で教えていただいたことがとても役立っています。特に、2年間の授業でいただいた手遊びのプリントを綴じたファイルは宝物! 今でもよく見返しています。学校生活では音楽発表会でのオペレッタ公演が印象的でした。練習の際は、意見の相違でぶつかることもありましたが、時間をかけてつくりあげた分だけ達成感がありました。ともに笑い、助け合う仲間に出会えて本当によかったと思いました。幼稚園でもおゆうぎ会がありますが、その時の経験を活かしてこどもたちをリードしていきたいです。

02福原 弦さん
[第1部卒業/星ヶ丘にじ保育園 勤務]
私は他の大学に入学しましたが、やりたい仕事をしたい、と思い、大学を退学して保育専門学校に入学しました。クラスメートや先生方に助けられて保育士を目指して学習に励んでいましたが、オーストラリア保育実習ツアーが大きな転機になりました。
「言葉によるコミュニケーション」を大切にする保育を心がけていましたので、英語ができない自分は言葉がつかえない環境での実習はとても不安でした。しかし、オーストラリアで実際に保育を体験すると、今までしたこともなかった身振り手振りやジェスチャーによってこどもたちとコミュニケーションをとっている自分に気が付きました。それは「新しい自分」を「発見」したほどの衝撃でしたし、人種や言葉を超えてコミュニケーションをとれた経験は自分が知らず知らずにうちに作っていた「壁」を壊しました。今でも、その時の経験を思い出し、「自分はもっとできる。がんばれる」と自信がわいてきます。
職場には男性保育士の先輩が2人いらっしゃって、気にかけてくださり、とてもありがたいと思っています。が、私は「男性保育士として」「新人保育士として」ではなく「いち保育士として」気負いなくこどもたちと向きあうように心がけていて、今、それができていると思います。

03中島 風香さん
[第1部卒業/和進館保育園 勤務]
保育園で乳児さんを担当しています。覚えることがたくさんあり大変ですが、今は覚えること自体が楽しいです。泣いている理由を自分なりに考えてに対処することを繰り返すうちに、こどもたちと喃語で話し合えているような感覚も持てるようになりました。最初は、お母さんと離れて泣いてばかりいたこどもたちが日に日に自分になついてくれて、抱っこして、と寄ってきてくれるようになりました。自分が求められているなあ! と感じ、とてもうれしく充実感を感じています。
先輩からこの園を勧められ、この園いいな! と思っていました。ですが、豊富な経験と知識をお持ちの就職担当の先生方と相談を重ねるうちに、憧れだけでなく実情を含めて納得いく進路選択ができたと思います。就職の時期には、面接の練習もたくさんしてくださり、自信をもって面接に向かうことができました。苦手なピアノも、試験に出そうな曲を教えてくださったり個人レッスンをしてくださったりと、試験対策にも親身になっていただきとても感謝しています。

04鯨井 さおりさん
[第1部卒業/有限会社ライフサポート にこにこ園 勤務]
自閉症や学習障がいなどの障がいを持った方に対する支援施設「ライフサポート」の「にこにこ園」(デイサービス部門・未就学児対象)で働いています。ひとりひとりの成長を長期間にわたって見守り、関わり続けていけることにやりがいを感じています。
例えば、「トイレに行きたい」という意思表示すらできなかった子が、その意思をなんらかの形で表すことができるようになった時には感動しました。また、施設の障がいを持つ大人が作ったおやつを、施設のこどもたちが美味しそうに食べている場面では、ハンディを持っている方も社会の一員として社会参加していることに感激しました。
施設では、福祉系の大学を出た方が多く働いています。その中で、保育専門学校で保育の実践的な勉強をしてきた「保育士」であることが、私の強みになっています。例えば、お誕生日カードを作成する際に、「さすが保育の専門学校を出ただけのことがあるね! 」と同僚の先生方に言われ、とてもうれしかったです。実は、造形の授業は課題も多く、簡単なものではありませんでしたが「現場で役立つからがんばろう! 」とおっしゃって、力強くサポートしてくださった先生方のお話は本当だったなあ、と実感する日々です。経験豊かな先生方のお話は実際に働き始めてからより心に響いています。

05新井 範子さん
[第2部(夜間部)卒業 認定こども園ゆうか幼稚園 勤務]
スポーツ推薦で大学に進学し、中高の保健体育の教員免許も取得しましたが、小さいころから抱いていた「保育者になりたい」という思いが強く、大学卒業後、仕事をしながら夜間のコースで学ぶ選択をしました。
仕事と学業との両立が大変だと感じる時もありましたが、クラスメートや先生方のサポートで乗りきることができました。クラスは少人数で、しかも同じ目的のために学ぶ仲間はみな仲が良く、助け合いました。特に、保育園での仕事に関しては、悩みが共通だったり、相談すると一緒に考えてもらったり、経験からのアドバイスをいただいたりしました。「みながいたからがんばれた」と思います。学校で学んだことを、園でこどもたちに接することにより、具体的に理解できるようになります。仕事と学校の両面で力をつけることができたと思います。
就職の際には、先生方がとても親身になって相談に乗ってくださいました。豊富な知識と経験から自分にあった園とご縁をつないでいただき感謝しています!
幼稚園教諭免許を取得しても保育士資格を取得しても、それだけでは、幼稚園の先生、保育園の保育士になった訳ではありません。現実に幼稚園・保育園に就職してこどもたちの前に立たなければなりません。本校では、そんな「先生になりたい」という気持ちを高めるために、1年生の時から充実した就職サポートを行っています。特に2年生(第2部では3年生)になってからは徹底した指導で個々の学生の力を伸ばしていきます。
・本校オリジナル「就職ガイドブック」の徹底研究 ・ウィークポイントの克服サポート(ピアノ実技等)
・履歴書や報告書の作成指導 ・自己分析、自己PRの指導 ・園訪問時の服装やマナーについての学習
・筆記試験対策、実技試験対策 ・作文添削 ・面接試験対策